馴れ初め





 梅雨明けの初々しい日差しが中庭を照らしている。

 プリントの表面をはしるシャーペンの音。遠くでポットがお湯を沸かしているくぐもった声。
 珍しく、薔薇の館で江利子は祥子と二人きりだった。試験期間とはいえ多忙な山百合会メンバーのこと、午前の試験が終わったあとに、何がしかの用を片付けるために薔薇の館に立ち寄っていかない日の方がめずらしい。
 後からやってきた江利子に向けて「ごきげんよう」と一通りの挨拶をしたあとは、祥子は一心に机に向かって書き物をしている。格別話題もなかった江利子はお茶を淹れてくれようとした祥子を制し、ティーバッグで淹れた紅茶のカップを持って、椅子を引いて祥子に横を見せて座った。
「・・・・・さま」
 呼ばれたことに気づいて江利子はふりかえった。気づけばシャーペンの音がやんでいる。どのくらい時間が経ったのか、江利子の手の紅茶のカップはまだ湯気を立てていた。祥子は姿勢はそのままで、顔だけこちらに向けている。やや硬い表情から、多少なりとも自分に気を使ったのだろうか、と江利子はぼんやり思った。
「なに?」
「黄薔薇さまが令を妹にしたいきさつ。はっきり聞いたことがなかったのですけれど、一度お伺いしてみたくて」
「なあに?蓉子にせっつかれるのに疲れた?」
「い、いえ。そんなことは」
 視線を外さずに待っているところをみると、ただの社交辞令ではないらしい。くすりと笑って、江利子は答える気になった。
「そうね・・・・・」



 ・・・どのくらい戦い続けたのだろう。すでに刀折れ矢は尽き、敵も味方もない荒野に、江利子は音を立てて倒れこんだ。遠くから駆け寄ってくる足音がする。
「黄薔薇のつぼみっ!!」
 若々しい声。新兵だろう。長身から見下ろすその表情は、すでに江利子にはかすんで見えない。
 江利子は首筋に手をやった。鮮血と泥濘にまみれた手のひらに銀に光るロザリオを載せて差し出す。
 震える手が握り締められる感触。
「・・・江利子さま・・・」
「いいか。・・・・私の死は三年隠しておけ・・・・」



「・・・ちゃんと答えていただけるとは、思っていませんでしたわ」
「あら、そう?」
「いい加減私も慣れましたから」
 そう言いつつプリントの角をそろえる祥子の額には青筋が浮かんでいる。
 そうか。蓉子がこの子をやめられないのはこれが楽しいからか。つくづく江利子は実感できた。
「怒ったのかしら」
「怒ってなどいません。もういいですから」
「まあそう言わないで。ちゃんと話してあげるから」



 下校時間も大幅に過ぎたリリアン。運動部の掛け声ももう聞こえてこない。
 第二体育館と校舎をつなぐ渡り廊下。人気のないそこを自分の足音だけを気にして走りきろうとした江利子の背に声がかかる。
「待たれい」
 グラウンドに隣接した用具室の陰からゆらりと人影が現れる。
 青黒く変わってゆく空にはもう月がうかび、逆光になった人物の短髪の下の表情は読み取れない。
 右手にもった竹刀をぐい、と江利子につきつける。
「ロザリオを持っているな。置いてゆけい」
「・・・貴様か。当代噂になっている、『鬼』とやらは」
 顔のあたりで白い光がこぼれた。どうやら笑ったらしい。『鬼』は無造作にスカートのポケットの手を突っ込むと、何かの束を取り出して、江利子にかざしてみせた。
 じゃらり。幾重にもなったロザリオの鎖が、月の光を吸い込んできらめく。
「貴殿でちょうど1000人目。記念すべき1000個目のロザリオがかの黄薔薇の契りの証とくれば、申し分ないことこの上ない」
「ふん。・・・嫌だ、と言ったら、如何にする・・・?」
 江利子が言い終わるより早く、竹刀が大きく弧を描いて襲い掛かった。
「!!?」
 しかし驚愕のうめきを漏らしたのは襲撃者の方。渡り廊下の屋根すら軽がる越えて、江利子はグラウンドの反対側、大きく張り出した銀杏の枝に降り立つ。
「一体、何者・・・」
 竹刀を握りなおして向き直った令を見下ろし、江利子は懐から一振りの笛を取り出す・・・。



「いい加減にしてくださいませんか」
 話の途中から喉まで出掛かっていただろう台詞を、それでも祥子は待ってくれたようだ。ずいぶんと長い間、唇の端がぴくぴく動いていたから。
「あら。リアリティ無かったかしら」
「だいたい、リリアンの高等部の生徒全員合わせても600人ぐらいでしょう。全員ロザリオを持ってるわけじゃないのに、1000個なんて」
「いいじゃない。『ロザリオ千人斬り』」
「破廉恥な響きですわね。それに、正体わかってて襲撃してるのに『何者』というのはいささかおかしくありませんこと」
「あら。いろいろ細かいところまで聞いてくれてるのね。嬉しいわ」
「・・・知りません」
 空になった自分のカップを持って立ち上がった祥子は、それでも江利子のカップの中身を確認してから流しに向かった。カップをゆすいで食器棚においた祥子が戻ってくるまで、江利子は口をつぐむ。
 テーブルの前にもどった祥子は、椅子にはかけずに片付けをはじめた。
「今日はもう帰ります」
「あらら。肝心のお話がこれからなのに?」
「どうせ本当のところを話してくれる気はないのでしょう?」
 冷ややかに見下ろした瞳をちら、と見返して、
「そうね。・・・もうあれから一年も経ったのね」
 かまわず江利子は話し始めた。



「ごきげんよう、黄薔薇のつぼみ」
「ごきげんよう」
 新年度が始まったばかりだった。桜は散ってしまったが、いまだ朝夕に幼い春がほころぶ4月の終わり。
 薔薇の館で所用をすませ、教室に用があるとかのお姉さまと別れ、江利子は一人校門へとつづく道を歩いていた。まばらに歩く生徒たちが挨拶をかけてくるのに応えながら、江利子はふと自分の首筋にかかるロザリオの感触を意識したのだった。
(そういえば、『黄薔薇のつぼみ』なんて呼ばれるのにも慣れたわね・・・)
 ロザリオを外して手のひらにのせる。濃いオレンジ色の夕日をうけて、あたたかみのある金属の鎖が、江利子の手の中で生き物のように動いた。
 気負ってこれを受けたわけでもないし、首にかけている今でもこの存在を重く感じているわけではない。けれどもそんな江利子をしてもたまに、受け継がれてきたロザリオの、それこそ鎖のように連綿とつづく人の思いのようなものを意識する瞬間があった。
(私がこれを差し出す相手は・・・・)その鎖を意識するタイプか、また逆に私からの思いだけに気を向けてくれるタイプなのか。
 どちらの方が面白いか。――そんなことを考えてちょっと愉快になった江利子は、無意識にロザリオを強く握りしめてしまった。不自然に力の加わった十字架が、つるりと手からこぼれ落ちる。
「あ。いけない」
「にゃーん」
 あわてて手を伸ばした江利子の前を、灰色の影がさっとゆき過ぎた。にゃーん?
「あ、こら、待ちなさい」
 灰色の大きな、尻尾の長い猫だった。首輪をしているところから、リリアンの近所のどこかで飼われているのかもしれない。顔の前にいきなり落ちてきたロザリオを、さも当然のように咥えて走り出したから、さすがに江利子もあわてたのだ。
「ち、ちょっと、待ってったら」
 猫は立体的に活動する。そんな言葉をが江利子の脳裏をよぎった。さして急ぐふうでもない猫の歩みに、最初は楽に追いつけると踏んでいた。けれど江利子の足が一定の間合いまで近づくと、猫はいきなり機敏になって、軽々と塀を飛び越え、フェンスをくぐり、校舎の突起の上に飛び上がり、また悠然と歩きだす。そのたび江利子は人の通れる隙間を探して遠回りしなくてはならない。
 たまにすれ違う生徒たちは、いつもと違う剣幕の黄薔薇の妹の姿に、声もなく道をあけていく。
 息が切れてきた。体育の授業でも、こんなに一所懸命になったことはない。
 灰色の猫は、今や渡り廊下の屋根の上にいた。ロザリオを咥えて、駆け寄ってくる江利子の方を見ている。と、その口から一筋の光が流れて落ちた。
(やった、離してくれた!)
 しかし、次の瞬間思わぬ展開に江利子はたたらを踏んだ。狙いすましたように、小さな手のひらが銀の鎖をキャッチしたのだ。
(なんで、こんなところに)
 幼稚舎の制服。懐かしく思うより先に疑問が江利子の中に湧いた。
 色素のうすい髪の色。不思議な風情のその女の子は、いきなり手のひらにあらわれたロザリオを、気だるい雰囲気でぼんやりと見やった。
「あ、あの」
 渡り廊下の柱に手をかけて、おそるおそる江利子は声をかけた。別に今度の相手は猫じゃないのだから、そんなに用心する必要はなかったのだけど、普通に声をかけづらい雰囲気がその子にはあった。
「それ、私のものなんだけど。返していただける?」
「証拠はある?」
「し、証拠・・・ですって?」
 絶句した江利子を斜めに見上げてその子は悪戯っぽい笑いを方頬に浮かべた。
「いいから、返しなさいって!」
「いや」
「返しなさい!」
 思わず伸ばした江利子の手をかいくぐって女の子は逃げ出した。グラウンドとの境まで来て後を追う江利子に向き直り、見事な「アッカンベー」をしてみせる。
「やーい。この、でこちん!」
「でっ・・・」
 カッとした江利子を尻目にまた走り出す。グラウンドの真ん中まで転がるように走り出て、その勢いのまま大きく手を振りかぶった。
「あっ」
 追いつこうとしていた江利子がその意を察するより早く、女の子は手を振りぬいていた。
 これで取り戻せる。ようやくほっとした江利子は、ロザリオが飛んでいく先を見て色を失った。ごみ置き場の手前に小さなバックネットがあって、ソフトボール部が練習をしている。江利子のお姉さま、現黄薔薇さまのクラスメートでソフト部の主将である彼女が、今まさにピッチャーの手から離れたボールに向けて大きくバットを振りかぶっているところだった。
 こぉん。
 ボールの打撃音に、わずかに混じった金属の響きがあったこと。そしてボールの軌跡よりはるかに高く、リリアンの高い塀すら越えてその外に消えてゆく銀色の光。そのことに気がついていたのは、その場では江利子ともう一人だけだったろう。
 謎の幼稚園児は、呆然とした江利子の傍らで手を叩いて喜んでいた。



「本当。あんなに焦ったのは私の人生でも数えるほどしかないわね」
「もういいです」
 そう言いながら一旦腰を下ろした椅子から立ち上がらない祥子の様子に、江利子はほくそえんだ。完全に疑っていいものか、まだちょっと迷っているらしい。
「それで、どうなさったのです」
 続きを促したところからも、それはうかがえた。
「もちろん、すぐに飛び出して探したわよ。でも見つからなかった。考えてみればあそこは車道なのよね。しかもけっこう行き来の激しい」
「そうですね」
「しかも去年の春頃、近所に工事現場があるとかで、あの通りはトラックの通行が多かったわ。登下校時には気をつけるように、って祥子のクラスでも注意されなかった?」
「そう・・・いえば、そんな話もあったような」
 祥子は眉をしかめて宙を仰いだ。よしよし、やはりこういうもって行き方は説得力がある。
「たぶんどの車なのか、荷台に載ってしまったのよ。私はそう考えたわ」
「えっ。じゃあ・・・あきらめたのですか?じゃあ今の黄薔薇のロザリオは・・・」
「なに言ってるの。あきらめるわけないじゃない。さいわい、工事の業者さんが私の父の知り合いの知り合いだったから、建設現場から出た土砂をどこに運んでいるのか、その場所をつきとめてもらって」
「はぁ」
「でもって、その場所に行ってみて探してみたのだけど見つからなくて。で、管理されてる方に聞いてみたら、どうもそこは週末なんか特に、素行のよくない子たちの溜まり場になってるらしくてね」
「溜まり・・・場?素行の悪い・・・」
 たぶん、祥子の美しい顔に浮かんだなんともいえない表情から察せられる彼女の想像は、江利子のそれとは大きく異なっているのだろう。どんなものを彼女が想像しているのか非常に興味をひかれつつも、江利子は話を進めることにした。
「私は蓉子と一緒に、彼らの通う学校に乗り込んだわ。そこは想像以上の荒れようで、さすがの私にとっても思い出すだけで冷や汗が出るけれど。でも、蓉子はびくともしていなかったわね」
「お姉さまが・・・」
「そう。それに、『山百合会の薔薇さま』の称号は、思った以上に力のあるものだったわ。最初は非協力的だったそこの生徒たちも、この名前を出すととたんに態度が変わってね」
「そんなに・・・知らなかったわ・・・」
 祥子は難しい顔をしてうつむいた。また後で考えすぎて、蓉子に怒られるのだろうか。
「ロザリオは彼らのリーダー格の女生徒が持っていたわ。でも、過去形だったの。彼女、私たちの質問に最初すごく抵抗したのだけど、じっくり時間をかけて心を開いていったら、だんだんと話をしてくれるようになったわ」
「時間をかけて・・・ですか」
「ええ。二週間というものね。一緒にごはんを食べたり、遊びにいったりね。今だから言うけれど、リリアンの生徒としてあるまじき遊び場にも我慢してついていったわ。私にとってあのロザリオは、何にも変えがたいものだったから」
「そんなことが。・・・ぜんぜん知りませんでしたわ」
「そりゃね。あなたはまだ蓉子の妹にはなっていなかったでしょう。・・・話を戻すわ。彼女、つらい恋をしていたのね。海外に旅立つ夢追う男に、一世一代の告白をして」
「ど、どうなったのですか?」
 祥子が江利子の目を見て声をあげた。どうやらこういう話には普通に興味があるらしい。わざと一拍間をおいて、江利子は重々しく口を開いた。
「うん。それは、叶わなかったのよ。傷心の彼女は、灰色に曇る海岸を訪れて、たまたまポケットに入っていた私のロザリオを、海にむけて、力いっぱい――」
「投げたのですか!?」
「ええ。・・・それでも私はあきらめなかったわ。ひと通り海岸線を探したあとは、近場の漁港でたのみこんで、漁船に乗せてもらってね。春の海を魚の群れを追う船の上で、ひたすらにさまよったわ。毎日毎日、網があがるたびに目をこらして、海草の間とかに引っかかってないかって――」



 江利子があてのない捜索をはじめて一月ほどたったある日。支倉の家では、隣の島津家の面々も招いて、ささやかな宴が開かれていた。知り合いに釣りに誘われて出かけていった令の父が、大層な釣果を携えて凱旋したので、ちょっとした食事会を催すことになったのだ。
 刺身に焼き物、煮付け・・・両家の母親が楽しげに出してくる魚料理の数々を、男共と子供たちは元気よく平らげていった。
 由乃も今日は体調がいいらしく、令のとなりでにこにこして焼き魚を突っついている。その姿に令も機嫌をよくして、手前の皿にのった小ぶりなアジのから揚げを取り上げた。
 がぶり。お腹のあたりを噛み切ろうとした令の歯が、何か硬いものに出会ってせきとめられた。
「?どうしたの、令ちゃん」
 動きを止めた令の様子に、不審に思ったらしく声をかけてきた由乃に目を向けながら、令は前歯で異物をはさんで引っ張った。釣り針にしては大きいな、と感じながら令が魚の体内からひきずり出したそれは、蛍光灯の光を反射して、きらきらと光り輝いたのだった・・・。



「やっぱり、嘘でしたのね」
「どうしてそう思うの」
 今度こそ鞄を抱えて立ち上がりながら、祥子は鋭く江利子を見下ろした。
「仮に魚の腹からロザリオが出てきたからって。どうしてそれが江利子さまのものだとお分かりになるのです。形にしろ大きさにしろ、あれはそんなに特徴あるものではないでしょう」
「それはまだあなたがロザリオの重みをよく理解していないということでしょう」
 江利子は立ち上がって窓際に向かった。背中に祥子の視線を感じる。
「どういう意味ですの」
「わかるのよ。姉を慕い、妹を慈しむ気持ちが強ければ強いほどね。感じるようになるのだわ。たとえリリアンのスールの持つロザリオを一まとめにして置いたところで、私にはわかるわ。自分の思いをこめたロザリオのありかを、一度も間違えることなく、この手に拾いあげることができる」
「黄薔薇さま・・・・」
「それに。疑うなら由乃ちゃんに聞いてごらんなさい。彼女の首にかかるロザリオには、かすかに令の歯型がついているから」
「・・・・」
 釈然としない風でビスケット扉に向かおうとした祥子の前で、いきなり扉が開いた。黄薔薇の姉妹、令が由乃ちゃんを先に立てて、部屋の中に入ってくる。
「ごきげんよう、お姉さま、祥子」
「ごきげんよう、黄薔薇さま、祥子さま。・・・あれ、祥子さまはもう帰るところでした?」
「え、あ・・・そうね」
 祥子は、由乃ちゃんには聞かなかった。



 それから数ヶ月がすぎ、祥子にも無事祐巳ちゃんという妹ができたある放課後。
 心臓の手術を成功させた後入院していた由乃ちゃんも復帰して、山百合会のメンバー全員が薔薇の館に集まっていた。
 みな手元の資料に黙って目を通す中、白薔薇さま――聖ひとり一年生の間で何かこそこそとしている。と思ったら悪戯っぽい笑いを浮かべ、聖が蓉子と江利子の前にやってきた。
「なによ」
 顔も上げずにつぶやいた蓉子の前に、じゃらりと垂れ下がる三本の鎖。
「・・・ロザリオ?」
「山百合会の薔薇さまともあろうお方たち。当然かわいい孫たちに受け継がれた愛情の証、見分けがつかないわけないよねぇ」
 聖の屈託のない声に、一年生も蕾たちもそろって顔をあげて三薔薇の方を見た。蓉子が小さくため息をつく。
「聖。あなただって同じじゃない」
「仕事しなさいよ」
 横から突っ込んだ江利子に、ちょっとむくれて聖が口を尖らせた。
「江利子は?わかる、どれが由乃ちゃんのか」
 自分の分の書類の上に置かれたロザリオを手にもって、江利子はやる気なく眺め回した。すぐに聖につき返し、
「わかんないわよ、そんなこと」
 ばん!
 突然机に両手を叩きつけて立ち上がった祥子の姿を、一同例外なく驚いて見上げた。江利子も、また。
 いったい何が気に障ったのか?――江利子はすっかり忘れていたのだ。
 紅薔薇の蕾は紅潮した頬に一旦熱を溜め込んでから、江利子を睨みつけて叫んだ。
「やっぱり、騙しましたわね!!黄薔薇さま!!」





<了>


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